「Galaxy S10」は5000万画素に迫るカメラを搭載か センサが年内量産

Pictured by EngadgetJapanese
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韓国サムスンは新型の4800万画素/3200万画素のスマートフォン用イメージセンサーを発表しました。両モジュールは2018年第4四半期(10月〜12月)に量産が開始される予定です。

今回発表されたのは、4800万画素センサーの「ISOCELL Bridge GM1」と3200万画素センサーの「ISOCELL Bridge GD1」。両センサーモジュールともピクセルサイズを小型化することで、スマートフォン内部への実装を容易にし、さらにベゼルレスデザインなどスペースの有効活用を実現するとしています。

なお、両センサーでは0.8μmの小型ピクセルを採用。これは「Galaxy S9」に採用されたイメージセンサーの1.22μmから、さらに微細化が進んでいます。一方では、4つのセンサーをまとめて1ピクセルとして利用する「テトラセル技術」により、1.6μmピクセルセンサーと同等の暗所撮影性能も実現。この技術を利用した際の両センサーの画素数は1200万画素/800万画素となります。

 

現時点ではこれらの新型センサーが、いつ頃どのスマートフォンに搭載されるのかは明かされていません。しかし、例年通りのサイクルなら来年初頭に発表されるであろう「Galaxy S10」か、あるいは来年夏に登場する「Galaxy Note10」へと搭載される可能性は十分にあります。

 

スマートフォンのカメラはますます高画素化が進んでおり、中国ファーウェイのフラッグシップスマートフォン「Mate 20シリーズ」の上位モデルは4000万画素センサーを搭載しています。またソニーも今年8月に4800万画素のイメージセンサーを発表しており、今後もスマートフォンカメラの高画素化競争は続きそうです。